うこぎ

昨年、秋田のブログのお知り合いから「うこぎ」の
食し方を教わった。

以前から「うこぎ」にはとても心引かれる事があった。
baziruの母方の祖母が 足腰が弱り始めた頃のある日
「うこぎまんま」「美味いんだよなぁ」と垣根を見ながら
ぽつんと話した事がある。
それから まもなく桜が散るように旅立った。

近頃では 垣根に植え込みを作る住宅はなくなり
殆どがフェンスに変わってきている。
垣根があっても、多くは榊の種類の垣根が多い。
その中で ご近所の昔ながらの お屋敷の垣根に「うこぎ」が
一部分残っていたのを 昨年から目を付けていたbaziru。

早速、枝を分けて頂いた。

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艶々とした葉っぱ。花の蕾が見える・・・。
もっと若芽の時期に食べるのだったのかしら・・・。

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棘に注意しながら 木の芽の塊を外し 塊からさらに葉っぱを摘んだ。


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残った枝には こんなにも 鋭い棘があった。
垣根での侵入者防御には打って付けかもしれません。

葉っぱは 洗ってさっと茹で 細かく刻む。
ブログの知人は 味噌を焼いて混ぜると記していたが
baziruはみりん少々で 鍋で練り 「うこぎ」と混ぜた。

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味噌が少々多かったかも・・・。

早速、熱々の御飯にのせて 食べてみた。
美味しい! ほろ苦く 春の香り・・・大人の味。
御飯をおかわりしてしまった。

hanamomoさん ありがとうございます。
これが 祖母の味なのか 今となってはわかりませんが
こうして 当時の祖母を懐かしく思い出すことが出来ます。

その後 実家の父に「うこぎ」の話をしたら
父言わく「俺の おふくろの味なんだよな」・・・と、。
その昔 父の母親は父が10歳の時 33歳という若さで旅立った。
その幼き父に残された「おふくろの味」

当時、父の母が摘んできた「うこぎ」の塊を ばらす手作業を
幼き父は見ていたんでしょう。詳細に語ってくれました。
そして出来上がった「うこぎ」は「胡麻和え」だったそうです。
「・・・香りがいいんだよな」・・・と、最後にポツンと言った。
その父も8月で 92歳。
来年の桜咲く時期に、胡麻和えで食べさせてあげよう。

「うこぎ」の枝先を 赤玉土に挿し木している。
根付くといいな。

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二人の祖母 安らかに・・・。










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by baziruu | 2014-05-13 05:32 | 食べ物


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